8月の暑さに、ココロの休憩ボタンを押す方法

夏の真ん中、8月。

朝から容赦なく照りつける太陽。
外に出れば、まるで大きなドライヤーの風を正面から浴びているような暑さです。

少し歩いただけで汗が流れ、冷房の効いた部屋に入ると、今度は体がひんやり。
暑さと冷えを何度も行き来しているうちに、体だけではなく、ココロまで疲れてしまうことがあります。

「特別なことはしていないのに、なんだかしんどい」

「やらなければいけないことはあるのに、なかなか動けない」

そんな自分に気づくと、つい、

「もっとしっかりしなきゃ」

「暑いくらいで疲れていてはダメ」

と、さらに自分を急かしてしまうことはありませんか?

でも、8月に必要なのは、アクセルを踏み込むことではないのかもしれません。
今月は、頑張るためのスイッチではなく、ココロの休憩ボタンを押してみましょう。

暑さと冷房の行き来で、何もしていないのに疲れてしまう8月。
頑張れない自分を責めず、小さな休憩や香りを取り入れながら、ココロと体をゆるめる方法をご紹介します。

目次

何もしていなくても、夏は疲れる

暑い日は、ただそこにいるだけでも体力を使います。

汗をかき、食欲が落ち、夜になっても気温が下がらず、眠りが浅くなる。
冷房の中では快適でも、外に出れば一瞬で汗だく。

体は毎日、暑さに合わせようと一生懸命に働いています。

だから、いつものように動けない日があっても不思議ではありません。

やる気が足りないわけでも、怠けているわけでもない。
今はただ、暑さの中でエネルギーをたくさん使っているだけです。

スマホだって、使い続ければ充電が減ります。
人間だけが、残り5%の表示を無視して動き続けられるはずがありません。

疲れを感じたら、それは「まだ頑張れる」という合図ではなく、「そろそろ充電してください」というお知らせです。

「休む」を特別な予定にしない

休むと聞くと、

「まとまった休みを取らなければ」

「旅行に行かなければ」

「一日中、何もしない日を作らなければ」

と思うかもしれまけれど、休憩はもっと小さくて大丈夫です。

冷たい麦茶を、スマホを見ずにゆっくり飲む。

エアコンの効いた部屋で、目を閉じて3分だけ深呼吸する。

夕方、少し涼しくなった空を眺める。

帰宅したら、着替える前に椅子に座り、ひと息つく。

ほんの数分でも、自分のために立ち止まる時間があれば、それは立派な休憩です。
休むことは、何かを諦めることではありません。

これ以上、自分をすり減らさないための小さな選択です。

わたしも仕事から帰ったあと、夕食を作らなければと思いながら、しばらく動けない日があります。
そんな日は、まず冷たい麦茶を飲んで、横になることにしました。

たった数分ですが、ひと息ついてからのほうが、次の行動に移りやすいことに気づきました。

今日やらなくても困らないことを、一つ手放す

私たちは疲れているときほど、なぜか全部きちんとやろうとします。

部屋を片づけなければ。

返信しなければ。

買い物に行かなければ。

食事もちゃんと作らなければ。

けれど、本当に今日でなければいけないのでしょうか。

洗濯物を完璧にたたまなくても大丈夫。

夕食がお惣菜や簡単な麺類の日があっても大丈夫。

返事を明日にしても困らない連絡なら、今日は画面を閉じても大丈夫です。

「今日やらないこと」を一つ決めるだけで、ココロに小さな空きスペースが生まれます。

8月は、やることを増やすよりも、やらなくてもよいことを見つける季節。

全部を抱えたまま頑張るより、一つ置いて、少し身軽になりましょう。

予定のない時間を埋めなくていい

夏休みやお盆が近づくと、せっかくの休みだから何かしなければ、と思うことがあります。

どこかへ出かける。
誰かに会う。
普段できないことを片づける。

気づけば、休むための休日なのに、予定でいっぱいになっていることも。
空いている時間は、必ずしも埋めなくてよいのだと思います。

朝、目覚まし時計をかけずに起きる。
涼しい部屋で、何となくテレビを見る。
眠くなったら、少し昼寝をする。

今日は何もしなかったと思う一日も、体とココロにとっては、大切な回復の時間です。

予定のない時間は、空白ではありません。
自分を休ませるために、あえて残しておく余白です。

香りでつくる、1分間の休憩時間

頭の中が忙しくて、なかなか気持ちを切り替えられないときは、好きな香りを休憩の合図にしてみましょう。
難しい準備は必要ありません。

ティッシュやコットンに精油を1滴垂らし、少し離れた場所に置きます。
香りを感じながら、肩の力を抜いて、ゆっくりと呼吸します。

暑い季節には、レモンやグレープフルーツなどの爽やかな柑橘系、ペパーミントの清涼感のある香りもよく似合います。

夜のくつろぎ時間には、ラベンダーやスイートオレンジなど、自分が心地よいと感じる香りを選ぶのもよいでしょう。

大切なのは、この香りには、こういう効果があると難しく考えることではありません。
自分の鼻とココロに聞いてみることです。

今の私は、どの香りを心地よいと感じるだろう

そうやって自分の感覚に意識を向ける時間そのものが、忙しさから離れる小さな休憩になります。
香りを感じたら、息を長めに吐きながら、心の中でこう言ってみてください。

今は、休んでいい時間

たった1分でも、自分に許可を出すことで、張りつめていた気持ちが少しずつゆるんでいきます。

※精油は原液を直接肌につけたり、飲んだりせず、安全な方法で使用してください。
体調や使用環境に合わせ、香りが強いと感じたときは使用を中止しましょう。

「元気になってから動く」でいい

私たちはつい、疲れていても動き続け、そのうち元気になることを期待します。
けれど、ときには順番を逆にしてもいいのです。

まず休む。

少し食べる。

水分を取る。

眠る。

好きな香りを感じる。

そして、元気が戻ってきたら動く。

動けない自分を叱って、無理やり立ち上がらせなくても大丈夫です。
休んでいる間も、あなたは止まっているわけではありません。

次に動くための力を、静かに蓄えているところです。

8月は、自分を甘やかすくらいがちょうどいい

真夏の暑さは、目に見えないところで私たちの体力と気力を少しずつ奪っていきます。

だからこそ、8月くらいは、自分にやさしすぎるくらいでちょうどいいのかもしれません。

今日できなかったことより、今日を無事に過ごしたことを見る。

予定をこなせなかった日には、それでもよくやったと声をかける。

疲れたら座り、眠ければ少し早く寝る。

そんな当たり前のことを、自分に許してあげましょう。

休むことは、前に進むことの反対ではありません。

また歩き出すために、自分を整える時間です。

暑さのピークを迎える8月。
もっと頑張らなければと感じたときこそ、一度立ち止まってみてください。

そして、ココロの中にある小さなボタンを、そっと押してみましょう。

ポチッ。

今日はここで、ひと休み。
焦らなくても大丈夫で

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

まずは今日、冷たい飲み物をゆっくり味わう1分間から始めてみませんか

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