ひな祭りとは、3月3日の桃の節句のことで、女の子のお祝いをする日ですね。
女の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをします。
起源は宮中や上流社会で行われた上巳の祓はらえに関連しているといわれ、雛人形やその調度品を飾り、
菱餅ひしもち・白酒・桃の花を供えてまつる行事。江戸初期以降,女児の成長と幸福を願って民間にも広まりました。
雛人形は、子どもたちの変わりに病気や事故から守ってくれるとされています。
そのため、女の子が元気で幸せになるようにお祝いやの気持ちや願いを込めて飾ります。
昔は、紙で雛人形を作って、病気やけがなどのよくないものを持っていってもらうように川に流す
「流し雛」をしていたそうです。
ひな祭りといえば、ひなあられ。
ひなあられには、ピンク、白、緑の色があって、この色にはそれぞれ意味があります。
(諸説あり)
・ピンク…生命
・白…雪の大地
・緑…木々の芽吹き
この3色のひなあられを食べることで、自然のエネルギーを得て元気で丈夫に育つとされているそうです。
いろんな色を楽しみながら食べてみたいですね。
そして、桃の花。
桃は中国原産の落葉高木で、春に可愛らしい花を咲かせ、夏には甘く瑞々しく香りのよい果実を実らせます。
桃は、花木としても果樹としても世界中で愛されています。桃は2500年ほど前に中国で栽培されました。
中国でも日本でも、古来よりさまざまな書物に桃の記録が見られ、日本には弥生時代以前に伝わったことがわかっています。桃の花は美しいだけではなく、厄払いや魔除け、長寿をもたらす力も持っているといわれています。
桃が持つ不思議な力によって人々が救われたという数多くの伝説からも、そのパワーの強さがわかります。
生命力の象徴ともいえる桃をひな祭りに飾る習慣が現代まで長く続いているのですね。