女性の冬のセルフケア

寒い日が続くと体の不調が増える・・・という人も多いかもしれません。
冬は、冷えが原因の肩こりや目の疲れ、寒さからくるトイレの悩みや頭痛など、
何か氏らの不調が増える時期ですね。

 

年末年始は家事も忙しくなりそうですし、これまで以上の健康管理が大切です。
そこで、今回は寒い時期を元気に乗り切るために!
知っておきたい、冬の不調の原因と対処方法をご紹介します。

 

冬の不調を防いで快適に元気に過ごしましょう

 

 

目次

冷え対策をすぐに始めよう

血液には、酸素や栄養素を全身に運び、老廃物や疲労物質を回収・排出する役割があります。
そのため、冷えによって血流が滞ると、寒さや肩こりといった自覚症状の出現をはじめとして、
栄養不足で免疫力が低下したり、なかなか疲労回復しないといった体の不調を招いたりします。

 

また、そうした状態が続くと便秘や肌荒れ、肥満など体質の悪化を引き起こしやすくなります。
キリン食生活文化研究所が行った「体の冷え」についての調査によると、冬に体の冷えを
「いつも感じている」「感じることが多い」人は、30~40代女性で70%以上、
30~40代男性で約50%弱を占めています。

 

「キリン食生活文化研究所レポートvol.55」
あなたのくらしのアンケート
「体の冷え」/20~69歳の男女/1万8202人が対象/2015年12月全国Web調査

 

この調査において、冷え対策として何をしているか?
と体の冷えを感じる人に聞いたランキングが公表されているのでトップ5まで紹介します。

 

<冷え対策の内容>(冷えを感じる人 1万6651人からの回答)
・第1位:体を温める飲食物を取る(45.6%)
・第2位:機能性下着を着用する(42.0%)
・第3位:手首、足首、首を冷やさない(35.0%)
・第4位:マッサージをする(30.0%)
・第5位:朝ごはんをしっかり食べる(29.4%)

 

トップ5を眺めてみると、第2位の「機能性下着を着用する」以外は、
すぐに始められることばかりですね。冷えは代謝の低下や倦怠感、風邪など、
さまざまな体の不調を招きます。血行を良くして代謝を高める冷え対策を、
ぜひ日常生活に取り入れましょう。

 

冬バテの原因と対策

手足が冷たくて眠れないとき 寒さによって血液循環が滞ったり。
室内外の寒暖差が激しいことで自律神経が乱れたりすると、脳や内臓、
筋肉など体内の働きが鈍くなります。

 

その結果、倦怠感や疲労感、イライラ、筋肉のコリ、食欲の減退、胃腸の不調、
冷え性、頭痛など、さまざまな不調を招きやすくなります。
また、昼夜の温度差も避けて通ることはできません。

 

そのため、冬バテを予防・改善するためには、自ら積極的に体を温めたり、
自律神経を整えたりする工夫が必要です。サントリー健康情報レポート
「夏バテだけじゃない!『冬バテと自律神経の変調』」を監修している
福田千晶先生(医学博士・健康科学アドバイザー)によると、
冬バテを防ぐために心がけたい生活習慣は、次の5つです。

 

1.体を温める
2.呼吸と姿勢を意識する
3.急に体を冷やさない
4.室内でできる運動を
5.食事は規則正しく、バランス良く

体を温めて血液循環を整え、ゆったりとした呼吸や運動で心身をしなやかにし、
バランスの良い栄養補給を行うことで、脳や内臓の働きがスムーズになります。

 

キウイフルーツで免疫力をアップ!?

免疫力を高めるためには、まず「バランスの良い栄養摂取」から。
中でも、免疫系細胞の働きをサポートする「ビタミンC」をしっかり摂取することが大切です。

 

キウイフルーツに関する研究の第一人者、西山一朗博士(駒沢女子大学人間健康学部健康栄養学科)によると、キウイフルーツは、イチゴや温州みかん、レモンなどと比べ、圧倒的なビタミンC含有量を誇るそうです。キウイフルーツにはいくつかの種類がありますが、そのどれもが優秀なビタミンC食材です。

例えば、ビタミンCの成人における推奨摂取量は1日100mgですがグリーンキウイ1個(約100g)なら約85mg、ゴールドキウイなら100mg以上のビタミンCを摂取できるとのことです。

 

キウイフルーツを食べ続け、ビタミンCの血しょう中濃度および尿中排せつ量の変化を調べた研究の結果、1日2個で血しょう中のビタミンC濃度は飽和状態になりました。

 

また、キウイフルーツを食べると、体内に侵入してきた細菌を自ら取り込んで殺菌する「好中球」の走化性(動きが活発になる現象)が高まることが分かりました。

 

参考:1日2個のキウイフルーツがカゼに負けない体をつくる!特集キウイの力

 

わたしはキウイをお昼のお弁当のときによく食べています。

 

自律神経と冷えの関係

自律神経は末梢神経のひとつで自分の意思とは無関係で、
自動的に働くことから自律神経と呼ばれており、胃や腸の働きや心臓の拍動、
代謝や体温の調節など、人間が生命を保つうえで欠かせない働きを担っています。

 

自律神経は
目覚めているとき、興奮しているときに優位になる“交感神経(お目覚めモード)”
と眠っているときやリラックスしているときに優位になる神経“副交感神経(リラックスモード)”から成り立っています。

 

血管は、交感神経が優位のときに収縮し、副交感神経優位のときに弛緩ます。
交感神経と副交感神経のどちらも、極端に優位な状態になると、血めぐりは悪くなります。

血液は、必要な栄養素を運んだり、老廃物を掃き出したりする働きをすると同時に、
全身に熱を運びます。

血めぐりが悪くなれば、身体が冷え、“冷え性(冷え症)”に陥る可能性があります。

 

夏や秋の異常気象によって、自律神経のバランスが乱れる、
乱天候冷え(らんてんこうびえ)”をご存知でしょうか?“

 

乱天候冷え”の改善には、血管は収縮しすぎず、かつ、弛緩しすぎないという
中程度の状態を保つことが一番です。

 

そこで、日ごろから血めぐりをよくして、1日の生活の中で、
交感神経と副交感神経のバランスを整えて適度な緊張とリラックスという
バランスの取れた状態にすることで、“乱天候冷え”を解消しましょう。

 

何事もバランスが大事ですね。

 

 

朝・昼・晩の3つのステップで解消

ステップ1:朝の自律神経ケア「適度な運動」
朝は、副交感神経が優位な状態から、お目覚めモードにするために、
ウォーキングやストレッチなどで血のめぐりをよくしましょう。

 

洗濯物を干すときに、しゃがんで立つ動作「洗濯物干しスクワット」も効果的です。
適度な運動は筋力アップにもなりますので、代謝も上がり体を温めてくれます。

ステップ2:昼の自律神経ケア 「目もと温め」
午前中の慌ただしい家事や仕事などの作業などで目が疲れたり、
ストレスが溜まったりしているので、交感神経が優位になり“冷え”がちです。

 

眼球をコントロールする神経は、副交感神経であるため、昼休みにホットタオルなどで
目を温めると血管を開いて身体がリラックスモードになり温まります。

 

ステップ3:夜の自律神経ケア 「お風呂と首もと温め」
夜は、日中交感神経が優位になってしまった身体をリラックスさせて、
副交感神経を優位にするようなケアが大切です。

 

お風呂は副交感神経を優位にしてくれる最適な血めぐりケアです。
ゆっくりとぬるめのお湯につかることで心身ともに緊張をほぐし、
血めぐりをよくしましょう。

 

 

また、首もとは温かさを感じるポイントが集まっている部位。
首もとを温めれば全身の血めぐりがよくなるので、手足まですばやく温まります。

 

その結果、放熱が促され、身体の深部温度が下がるので入眠しやすくなるようです。
就寝の30分前に首もとを温め副交換神経に切り替えることで“交副リズム”を整えましょう。

 

理想の自律神経バランスケア

3つ以上チェックが入ったら、自律神経のバランスが乱れている可能性が大きいので要注意です。自律神経のリズムを整える朝・昼・夜の3STEP「自律神経ケア」を実践しましょう。

 

✅1日の睡眠時間は、6時間以下である

✅胃腸の調子が良くないと思うときが度々ある

✅まとまった運動は週1回以下である

✅1日の仕事や作業の後、極度の疲労感が残る

✅冬なのにファッション性を重視し、薄着がちである

✅お風呂は湯船に浸からず、シャワーですますことが多い

 

アロマテラピーで用いる精油は、「本能や感情」をつかさどる大脳辺縁系に届いた後、
「自律神経」をつかさどる視床下部へと伝わります。

 

好きな香りをかいで、「あ~、いい香り~」と感じた心地よさや
リラックスが視床下部へ伝わって、副交感神経を優位にして自律神経を整えてくれます。

 

アロマテラピーが気分が落ちついてリラックスできる、癒されてストレスが軽くなるなど、
自律神経を整える面では大いにプラスに働くことが期待できます。

 

 

そして、一般的にはこの症状にはこの精油が効果的というのはありますが、
100人が100人その香りが効果的というものでもありません。

 

なによりも、自分が好きな香りの精油が一番です。

 

 

 

まとめ

今回は、寒い冬の時期に起こりやすい冬の不調について。
自律神経についても分かりやすくお伝えしました。
最後におさらいをします。

 

●冷え対策をすぐにはじめる
●冬バテの原因と対策を知る
●ビタミンCを摂取する
●自律神経と冷えの関係を意識する
●朝・昼・晩の3つのステップを実践する

 

ご紹介した内容を意識するだけでも、なんだか不調~と悩んでいた方でも
自分でセルフケアが送れるようになりますよ。
しっかり実践して健康的に過ごしていきましょうね!!

 

他にも、アロマテラピーやヘルスケアについて記事も書いていますので、
参考にしてみてくださいね。

 

以上、この記事が参考になれば嬉しいです。

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